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映画やドラマやアニメとかを観て思ったことヽ( ´ー`)ノ

新・極道の妻たち/中島貞夫監督

尼崎を拠点とする暴力団の藤波組は二代目が急死し後継には出所したばかりの松岡が就いた、二代目霊代で松岡の就任まで組を仕切っていた加奈江は漸く落ち着けると思ったが、その矢先に松岡も惨殺される、三代目を誰が継ぐかで加奈江の娘婿の宗田と息子の直也の間で対立が…という感じで始まる物語。今回は観客の望む通り志麻姐さんが話の中心となって物語が進んでいた。それはとても見栄えがして良いこと、…なのだが、今回の志麻姐さんが演じる加奈江は極道の妻というよりは極道の母の面が強く出た女だった。志麻姐さんが格好良く男ヤクザを捌く様子は非常に格好良くあるんだけれど、一方で息子の存在に翻弄されてしまったのは姐さんらしからぬ点に見えた。もしかしたらそのギャップを描きたかっただけかも知れないが。そらから初期はお色気要因だったかたせさんは遂に弁護士役!で登場。時代が過ぎるとはこういうことなのかも知れない。また、本シリーズの密かな興味の中心は通信機器の変遷だったりする。今回はイチ弁護士のかたせ姐さんのオフィスにもPCがあって、本作を見るだけで時代が進みが明らかに分かるような気がする。

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ダニエラ 17歳の本能/マリアリー・リバス監督

キリスト教福音主義を信奉する厳格な考え方の家庭で育ったダニエラだったが幼い頃から性愛に興味があった、禁じられた婚前交渉が学校に知れて高校を退学になり福音主義のテレビ局に勤めることになる、そこで出会った男性トマスと女性アントニアに対してダニエラは好意を抱くのだが…という感じの物語。若い女性がセックスしまくるだけの話と言っても嘘じゃない。信仰に基づいた生活をしていない身からすると、何とも捉え難いような内容。でも福音主義の厳格な信仰があってこそ、ダニエラはあれだけ性に執着したのではないか。相反するもの(神と性)のどちらも愛したい少女の心は結局どうにもならないな…と思うしかない。難しい。閑話休題。本作を観ようと思ったのは、ダニエラとアントニアのベッドシーンが美しそうだったから。で、実際に綺麗だった。二人とも綺麗な女優だったし、その点に関しては眼福だった。それから、チリの作品なのにセーラームーンが女性同性愛のアイコン(象徴)になっていて、さすがセーラームーンはワールドワイドだな…と感心した。

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新感染 ファイナル・エクスプレス/ヨン・サンホ監督

仕事中心の生活を送るソグは妻と別居し娘スアンと母との三人暮らしをしていた、スアンは誕生日に釜山に住む母に会いたいと言い普段構ってやれない罪悪感からソグは同行することにした、早朝ソウルを出発する釜山行きのKTXに乗り込んだ二人だったが、暫くすると不審な行動を取る乗客が…という感じで始まる物語。デル・トロが推す程の良い評判を聞いたので劇場鑑賞してみた。途中で勢いが緩む所もあれどそれでも面白い!と言える作品だった。話のバリエーションが少なそうなゾンビ作品なのに、それでも楽しめたのだから相当なもの。登場人物みんなが死んでしまいそうだと思える程の絶望感が全編で漂っているのが良い。仕事男、幼女、老姉妹、妊婦、怪力男、高校球児、女子マネ、運転士、会社役員…と、大した背景説明もないのにどの登場人物も印象的。夫々の人間性や行動や変化なんかを上手く描いているのでゾンビ一辺倒になってない所も良かった。特に一見ガサツだが心根優しい怪力サンファと老姉妹インギルとジョンギルの取った行動が良かった。また低予算だからかも知れないが、極力無駄な情報を省いて118分に収めた潔さも見事(話の整合性とかは無視していいレベル)。故に本作の前日譚であるアニメ"ソウル・ステーション/パンデミック"も気になるところ。いつか観られるかな。

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極道の妻たち 最後の戦い/山下耕作監督

関西の暴力団中松組は四代目組長の就任に際して内部分裂が起きる、少数派の瀬上組組長の妻の芙有は夫が収監中の為に代わりに組を切り盛りしていた、また内部分裂の際に伊勢組組長の夫を亡くした妻の夏見は復讐を企てていたが、芙有の人徳に惚れて彼女の下で働くことになり…という感じで始まる物語。岩下志麻姐さん復活の作品。さすがに格の違う威圧感と色気。これは惚れる。夏美も「私、姐さんに惚れたんです。一生死ぬまで一つの道、歩きたいんです」と、極妻は百合作品だったのか!と驚くような台詞を真顔で吐いていた(シリーズのどこかで百合要素は出てこないのかな)。閑話休題。とはいえ、話の筋は全然面白くなくて退屈極めりといった感じ。話自体もノロノロと全然進まない。相変わらずの抗争劇ではあるけれど、痴話喧嘩レベルの内容。観てる側は志麻姐さんが啖呵切って敵をバシバシ薙ぎ倒してくれればそれでいいんだけど…。

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極道の妻たち 三代目姐/降旗康男監督

構成員1万5千人を擁する関西暴力団の坂西組、三代目の坂西武雄は病に倒れ余命僅かであった、妻の葉月は夫の病状を知りながらも気丈に振る舞う、そこへ葉月も頼りにする若頭補佐の赤松が出所し、組長代行の寺田と静かな権力争いが始まるのだが…という感じで始まる物語。葉月は相当とんでもない女。最初から最後まで筋が通ってそうな態度を取ってるけど、結局、組をゴチャゴチャにしているのは葉月。寺田が激怒するのも納得(本作は成田三樹夫氏の遺作とのこと。素晴らしい存在感だった)。こういう悪女っぽい極妻もいるのかも知れないが…。前2作は組長等の男性陣が少々心許ない感じであったけれど、本作は萩原健一、丹波哲郎、成田三樹夫と実力があって見栄えのする俳優が揃っていた。なので、逆に妻たちの存在感が薄れてしまった感もある。感情的な女性達に付き合う男性達…みたいな極道でやんなくてもいいんじゃないかと思うような場面もチラホラ。ただの愛憎劇。…にしても、葉月が結末で取った行動によって、坂西組がどんな風に壊滅するか気になる。壊滅するとは限らないけれど。

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マリー・アントワネットに別れをつげて/ブノワ・ジャコー監督

マリー・アントワネット付きの朗読係として働くシドニーは王妃に対して憧憬以上の感情を抱いていた、1789年7月14日にヴァスティーユ監獄が市民等に襲撃される、ヴェルサイユ宮殿内では多数の貴族の名が載った処刑名簿が出回り、貴族達に動揺が拡がっていくのだが…という感じで始まる物語。本作の面白い点は女性から女性への恋心によって話が進んでいくところ。男性陣の存在感の薄さ加減が潔くて良い。にしても、ヴェルサイユ宮殿内はこんなに百合百合していたのかしら。アントワネットがポリニャック夫人に惹かれた過程を知りたい。ただ百合好きな私でも百合要素より他の要素の方に面白味を感じてしまった。例えば非公開エリアのベルサイユ宮殿、派手過ぎないけれど極めて美しい衣装、フランス革命勃発時の貴族の様子…とか色々。どこに狙いを定めたのかが終始分からない作品ではあったけれど、部分部分では楽しむことができた。

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セルフレス 覚醒した記憶/ターセム・シン監督

著名な建築家として地位も財産も手に入れたダミアンだったが癌に冒され半年の余命と診断されていた、科学者のオルブライトはダミアンに対し極秘の最先端クローン技術を使えば若い肉体へ意識を移植できると誘うのだが…という感じで始まる物語。SFチックな内容だけど、そんなに奇抜な設定ではない。巨万の富を手に入れた男が二度目の人生を手に入れてどう思考し行動するのか…というものなので、意外と進む先は決まっていそう。こじんまりと纏まった作りだけど地味さは隠せなくて、なぜ本作観ようと思ったのか我ながら不思議だった。エンドロールまでマシュー・グードの為かと思ってたが(相変わらず飄々とした姿が格好良い!)、実はターセム・シンが監督だったからという結論。ターセム・シンらしからぬ落ち着いた映像表現だったので驚いてしまった。これが彼の新境地なのだろうか。脚本が弱いとか散々言われてきて、本作もそんな雰囲気もあるんだけど、それでもターセム・シン作品の持つ空気は何となく好き。次作に期待。

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レヴェナント 蘇えりし者/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督

1823年のアメリカ北西部、先住民に追われる毛皮ハンター団の中で先導役を勤めるヒュー・グラスは偵察中に熊に襲われる、瀕死の状態で仲間達に発見され以降は担架の板に乗せられ移動していたが追っ手が迫りグラスは置き去りにされることになる、息子ホーク、ジム、金目当てのフィッツジェラルドがグラスの最期を看取る役となって残ったのだが…という感じで始まる物語。全編過酷。負傷と極寒と飢餓なんて人間が最もツラく思うものの三拍子ではないか。撮影も同様に過酷だったと推測するが、その迫力は画面の風景に表れていた。グラス役のディカプリオも髭と汚れで表情すら見えづらくなるほど体当たりな熱演っぷり。スゴい。とはいえ、本作は半分以上がグラスのサバイバル生活のような描写の繰り返しなので退屈といえば退屈。観ていて飽きたわけではないけれど、観賞後に覚えていることはグラスが死にそうになって生き延びて…ということばかり。復讐の是非(意味)がテーマであるのだったら、もう少しそっちにも焦点を当てても良かったのではないか。

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極道の妻たちII/土橋亨監督

重宗組組長の妻・遊紀は頼りない夫に代わって実質的に組を仕切っていた、しかし空港建設に絡む磐城組との抗争や組長の浮気などによって遊紀は自身の立場に嫌気がさしていた、そんな時に流れ者の木本と出会い惹かれるのだが…という感じの物語。前作と全く繋がっていないとは聞いていたけど、ここまで関係ない話とは思い切ったことをする。続投のかたせ梨乃がいるのでその辺の設定だけは一緒なのかと思っていたのに名前からして違うでやんの。しかしながらかたせさんの美しいおっぱい披露は健在であった。今回の極妻の遊紀は少々弱い部分が見え隠れする女性。声の張りも全然ない。極妻にも色々なタイプがいるんだなーと思うには充分である。…が、本作はどうにも無駄なシーンが多くて途中でダレてしまう。浜辺で変な音楽が流れるシーンは大体要らない。それと本筋には関係ないけど、遊紀が頼りにする徳島の松代姐さんの草笛光子はサスガに渋い美しさだった。

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テッド2/セス・マクファーレン監督

同僚のタミ・リンと結婚したテッドだったが時を重ねるうちに喧嘩が絶えなくなっていた、そこで子供を持とうとするのだが精子提供に絡んでテッドは人間ではなく物だと判断され今までの生活も失うことになる、人としての権利を得る為に裁判を起こすテッドと親友のジョンだったが…という感じで始まる物語。そもそも前作から品のない作品ではあったけれど、本作は輪をかけて品がなくなったような…。時折、劇中のブラックジョークを不快に感じてしまった。オタク潰しとか、ジョガーへの嫌がらせとか酷いの一言。もしかしたら米国エンタメ事情に詳しければ笑えたのかも知れないが…。どうだろうか。弁護士サマンサ役のアマンダ・セイフライドは可愛くてこんな下品な作品に存在するのが不思議なくらい。テーマ的にはぬいぐるみのテッドにも人権を…という感じで、マイノリティに人権を…的なものに通じて興味深くはあった。

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怪盗グルーの月泥棒/クリス・ルノー&ピエール・コフィン監督

月を盗もうと企ている怪盗グルーはその為に物質を小さくする装置を盗むもライバルのベクターに奪われてしまう、装置を取り返そうとベクター家へ侵入できる孤児の三姉妹を養育することになったのだが…という感じで始まる物語。2作目と3作目を観てしまった手前、1作目を観るのは必然かと思い鑑賞。大人気のミニオンズは脇役で怪盗グルーが主役、グルーと三姉妹との出会いの物語。悪党で皮肉屋で子供嫌いのグルーだけど、三姉妹と接するうちに良い人っぽい本性が表れて心境が変化する。そういう変化は単純だけど観ていて心が温まる。またミニオンズのワラワラちょこちょこ感も変わらず楽しく可愛らしい。なんだけど、主に描かれているのがグルーの変化とベクターとの温い武器争奪戦だけなので、途中で少し退屈してしまった。もうちょっとテンポが良いともっと楽しかったのだけど勿体ない。

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極道の妻たち/五社英雄監督

広域暴力団の堂本組組長が急死し跡目争いで組が二分する、若頭補佐粟津の妻である環は夫が収監中の為に粟津組を背負っていた、環の妹の真琴は父の借金を返す為にキャバクラで働いていたが杉田組組長に見初められ…という感じで始まる物語。襲撃が相次ぎ、そしてそれで終わる終幕に吃驚。昔の映画はエンドロールを冒頭で流すこともあるから、あぁいう終わり方が出来るのだろうけれど、劇場で観てたら正に呆然としただろう。にしても、本作はかたせ梨乃のおっぱいと岩下志麻の抜群の格好良さを愛でてればいいのだろうか。本筋のヤクザ抗争の内容はさすがに昭和っぽくて理解しがたい。序でにいうと環が杉田に惚れる理由も一切全く分からないが…。岩下姐さんの存在は美しくて美学が感じられるが、殺る殺られるのヤクザ世界を美学として捉えるのは難しい…。

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帰ってきたヒトラー/ダーヴィト・ヴネント監督

2014年の現代で目を覚ましたヒトラー、新聞スタンドに身を寄せ情報を得るうちに何らかの事情で時代が進んだことを知る、状況を受け入れたヒトラーはこの世界で自分の考えを拡めようと失業中のテレビマンのザヴァツキの取材を受ける、大手テレビ局が彼を起用したことで物まね芸人として話題になるのだが…という感じの話。コメディかと思っていたら皮肉たっぷりの風刺映画だった。しかもドキュメント的な撮り方をしていて元素材が380時間分もあったとか…。完全に鑑賞の心構えを間違えてしまった。コメディだと思って観ると冗長な内容に感じて途中退屈してしまう。でもあれが実際のドイツ人の考え(インタビュー)だとしたら、見方が少々変わってくる。劇中でヒトラーが自分と大衆は同じなのだと説いたように、同じような部分は当然のようにあるのかも知れない。どんな切っ掛けがあっても揺らがないような思考と理性を持つ努力を怠ってはいけないのだろう。

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バイオハザード ザ・ファイナル/ポール・W・S・アンダーソン監督

荒廃した街を彷徨うアリスの前にアンブレラ社の基幹コンピュータであるレッドクイーンからコンタクトがある、Tウィルスを抹消できる抗ウイルス薬を使って生き残った人類を助けて欲しいと依頼されるのだが…という感じで始まる物語。前作と本作との間に戦闘エピソードがあるようで、折角シリーズ通して観ても話が繋がらないという残念な現実。劇中で話を進めないクセに語られない話があるなんてバカなのだろうか。にしても、話が分かりづらい。サバイバルでの生き残りではなくノアの箱船的な生き残りがいるとは思ってたけど、最後に使ってきたのか。まぁこういう話の落とし所はそれしか有り得ないけれど。しかし、あんな僅かな抗ウイルス薬を奪いあうって何なんだろうか。結局、本シリーズはアリスの物語であるだけなのね。よく分からないけど無事に終わって良かった(全部観た者はそういうしかない)。…で、どうでもいい話だけど、バイオハザードって原題は"Resident Evil"なのか。全作一気に観て、最後の最後でようやく気づいた…(というか思い出した)。

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巨神兵東京に現わる 劇場版/樋口真嗣監督

東京で暮らす姉のもとへ弟が訪ねてくる、明日街が滅びると告げる弟の言葉を取り合わない姉だったが、突如巨大な謎の何かが現れ…という感じの話。風の谷のナウシカで出てくる人類の最終戦争である"火の七日間戦争"をモチーフにした作品。約10分の短編特撮作品。風の谷のナウシカの原作漫画は読んでいるので、この大殺戮劇も何となく受け止められた。この程度の規模の最終戦争がなければ、あんな未来は出来ないだろうな…と思うので。また本作はCGを一切使用していないらしく、それに驚いた。特撮っぽくない特撮作品。



大統領の執事の涙/リー・ダニエルズ監督

綿花農場で奴隷として働く両親のもとに生まれたセシル、屋敷の下働きをするようになるも折を見て逃げ出す、空腹に耐えかね盗みに入った店で運良く仕事を得たセシルは白人を接客する上での心得も教え込まれる、その後ワシントンにある高級ホテルで働くまでになるのだが…という感じで始まる物語。最後の最後はセシルが経てきた時の長さを思って感動してしまいがち。特に妻グロリアとの夫婦として関係性が良い。紆余曲折あっても仲睦まじい姿を微笑ましく思った。ただ一本の映画としては少々長く感じてしまった。一人の黒人男性の人生を追うことで米国での黒人の立ち位置を表現しているのだから仕方ないんだけど…。引き延ばしではなく物語にとって必要な時間なのだから、単に私が飽きっぽいというだけのことなんだろう。それにしても、米国って国はほんの数十年の間にスゴい変化を遂げるんだね。そこが米国の良い点なのか。流された血は多いけど、変化を拒絶しないということはとても羨ましい。

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歌声にのった少年/ハニ・アブ・アサド監督

パレスチナのガザ地区で暮らすヌールとムハンマドの姉弟、ヌールはムハンマドの歌声に才能を感じて友人達とバンドを組もうと楽器を買う金を稼ぐ、子供ながらバンドとして仕事が入ってきた矢先にヌールが病気に倒れ…という感じで始まる物語。事実を基にした作品だそうだけど、今現在同じ世界で起きている出来事ながら、全く知らない話で驚いてしまった。映画としては途中で突如実写映像に切り替わったり、歌に関する情報が何もなかったり…と作りとして良いのか悪いのかと考える部分が多少あった。だけど、ムハンマドに期待するアラブの人々の熱狂が凄まじくて(それが彼を苦しめる圧力にもなってしまうのだが)、その熱気だけでも圧倒されるものがあった。戦闘によって傷ついたあらゆるものに対する思いがムハンマドへの期待になっていったのなら、彼はアイドルにならなければならない存在だったのかも知れない(意図があろうとなかろうと)。

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デンジャラス・バディ/ポール・フェイグ監督

才能はあるが人望のないFBI捜査官のアッシュバーンはボストンでの麻薬捜査を命じられる、捜査の為なら多少の違法行為も辞さない破天荒な刑事マリンズと出会うも水と油のような性格で全くそりが合わない、色々あった末に彼女とコンビを組む事になるのだが…という感じの物語。楽しい映画だった。小ネタギャグなど笑える部分が沢山あって、どうでもいいネタばかりなのに笑ってしまった。アッシュバーンとマリンズの相容れないながらも離れられない(そして友情を育む)関係性も面白い。だけど、肝心の本筋麻薬事件の捜査が仲々進まなくて少し萎えてしまった。90-105分程度にテンポ良く纏められたらもっと面白かったろうに。その点が少し勿体ない。

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イミテーション・ゲーム/モルテン・ティルドゥム監督

1939年の英国、数学者チューリングは独軍暗号機エニグマの暗号を解読するチームに参加する、他人と協調せず独力で研究を進めようとするチューリングに周囲は反発するのだが…という感じで始まる物語。地味な話なのに最後まで飽きず観られた。エニグマ解読班のリーダーとしての天才的数学者の一面ではほんのりとした爽快感。ゲイであることや孤独感から生まれる生きにくさからは遣り切れない辛さを感じた。それにしても浅慮な規制で個人の幸福を奪った英国は、国の発展に寄与するほどの才能を自らの失策で失った(ザマミロ)。また本作で初めてカンバーバッチの演技をきちんと観たけれど流石です…と思う名演技。またチューリングの同僚ヒュー役をマシュー・グードが演じていて、相変わらずのスカした英国人っぷりに見蕩れた。やはり格好良い。

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ヴィジット/M・ナイト・シャマラン監督

母の休暇中に疎遠だった祖父母のもとで約一週間過ごすことになったベッカとタイラーの姉弟、彼らは母の為に自主制作映画を作っていた、祖父母に暖かく迎えられ和やかな時が過ぎると思われたが就寝時間になると祖父母の様子がおかしく…という感じの物語。うへぇ…、怖い映画…。余りに怖くて途中から半目状態で見てた。観客を怖がらせようと思って作った映画はホラー嫌いの私としては本当に苦手。でも本作はそういう雰囲気を何より楽しむものだろうし、その点については充分満足できる内容だった(怖いけど)。ただ祖父母の正体や姉弟と母の落としどころなんかは結構アッサリで肩透かし気味。どうしてもシャラマン監督作品は最後の最後での"何か"を期待してしまう。それがいいのか悪いのか微妙な所なのかも。そういう意味のない期待はそろそろ止めなきゃいけないのかも知れない…とぼんやり思った。

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シキ

Author:シキ
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偏差値的評価
[6]以上は観るべき所がある
[5]は可もあり不可もあり
[4]以下は詰まらない

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