(500)日のサマー/マーク・ウェブ監督 | ||
| 会社で出会ったサマーに一目惚れをしたトム、音楽の趣味が同じだったことを通じて親しくなる二人だったが、サマーは恋人を持たない主義で…という話。ある女性に運命を感じたけれど、感じた相手が運命を感じてくれなければどうしようもない…という身も蓋もない事実を軽妙に描いているところがスゴイ。以下少々ネタバレ気味だが…、ラストのオータムには思わず笑ってしまった。ああいう形での幸福そうなエンディングも良い。ラブコメって面白く作るのは難しそうなのだけれど、米国作品って上手に作られているものが多いよね。日本でもこういう気軽で楽しい作品はできないのか…、いや、できないか(→私のように映画でそんなもん作るなTVドラマでやれ!とかいう人いそうだし)。そしてそして、私はトム役のジョセフ・ゴードン=レヴィットの顔が好きなのだよな…。タレ目万歳ヽ( ´ー`)ノ ★★★★★★☆☆☆☆
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ソーシャル・ネットワーク/デヴィッド・フィンチャー監督 | ||
| ハーバード大学に在学中するマークは他者から得たアイデアを元にソーシャルネットワークの"Facebook"を創り上げる、"Facebook"は順調に拡大していったが、マークの周囲を取り巻く人間達は…という話。"Facebook"の恩恵を全く受けていない身なので、今一つ、話に乗り切れなかったかも(…とは言え、本作品は人間関係を主軸に描いた物語なのでSNS自体は余り関係ないけれど)。主人公のマークは常に仏頂面だし、周囲の人間は彼の態度に当然の如く怒り捲くってるし、そういう状況をずっと観ているとそんなに楽しい気分にはならない。そこまで大きな事件が起きるわけではないのに飽きなかった点と、全体的にスピーディな物語の動かし方は良かったかも。 ★★★★★☆☆☆☆☆
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収容所のラブレター Steal a Pencil for Me/ミシェル・オハイヨン監督 | ||
| ユダヤ人強制収容所に収容されたユダヤ人夫婦、しかし夫は同じ収容所に入っている別の女性に恋をしていた、二人は過酷な環境ながら手紙を通して愛を育むのだが…という話。「松嶋×町山未公開映画を観るTV」で鑑賞。いつ聞いても何度聞いてもホロコースト系の話は酷い…。しかも本作は実際の収容所内の様子を挟み込んで作られているので、尚、過酷な環境を思い知らされる。人種だけで差別され虐殺されるなんて不条理極まりない。現在の夫婦の幸せそうな姿が途中にあっても、この人達はラッキーだったのだ…とは思わないのだよね。うむー。もし自分が"日本人だから"という理由で同じような目にあったらどうなるだろうかね…。うむー。 ★★★★★★☆☆☆☆
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ブラック・スワン/ダーレン・アロノフスキー監督 | ||
| バレリーナのニナ、彼女の踊りは技術はあるが表現力が足りないと仲々認められていなかった、バレエ団の次回作は"白鳥の湖"、ニナは主役の座を得る為に日々努力を重ねるのだが…という感じで始まる物語。うへー、何故か純粋なサスペンスだと思い込んでいたので、途中でホラー的要素が出てきたり心理的描写が連続すると何が何だか分からなくて混乱してしまった。想像と違った分、そのグロテスクさを受け止め切れなくて、全体的に面白く感じられなかったのはちょっと残念…(完全に私の問題だが)。初めから少女の心の葛藤と成長と歪み…と知っていれば良かったのだけど。 ★★★★★☆☆☆☆☆
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フロム・イーブル/エイミー・バーグ監督 | ||
| キリスト教カソリックの神父オグレディは立場を利用して幼児に対する性的虐待を繰り返していた、しかし事件が発覚した後も教会は事件について隠蔽工作を図って…という話。「松嶋×町山未公開映画を観るTV」で鑑賞。うへー、約50年間の数字とはいえ被害者の数が一万人を超えるっては言葉もないね(実際にはその十倍はあるだろうし)。信仰と閉鎖的世界があれば、そりゃ何だって出来るわけで、こういう事件は減りようがないのかね…。なんて、言葉では片付けたくないのだけれど。本当にこういう愚かしいことをする輩は消え去って欲しい。にしても、出演したレイプ犯がとんでもなく見当違いな反省しかしていないことが絶望的だわ。懲役なんて人によっては無意味だという証拠だよね。 ★★★★★★☆☆☆☆
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イエスメンが世界を直す-Yes Men Fix the World-/ Kurt Engfehr監督 | ||
| 企業や政府が得ている不当な利益を看破する為に嘘をつき続ける"イエスメン"達が、インドの化学工場の事故やカトリーナ被害のその後…等を題材として新自由主義経済を敵に壮大な嘘をつき続けるのだが…という作品。「松嶋×町山未公開映画を観るTV」で鑑賞。こういう荒唐無稽な嘘は好きなので記録感想。新自由主義経済を良しとする考え方も理解できるのだけれど、それが齎す莫大な利益の後ろ側で(当たり前の話だけど)逆に苦しむ人も大勢出てくるのだよね。そういう部分の一端が垣間見えただけでも本作品を観た意味があるのかも…。それと、明らかにおかしい内容でも、大真面目な舞台だと受け入れてしまう相手側の反応も面白いね。彼らの言う事やる事が全て正しいとは思わないけれど、皮肉を利用したコメディ的ドキュメンタリとしては面白い作品だった。 ★★★★★★☆☆☆☆
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プリンセストヨトミ/鈴木雅之監督 | ||
| 大阪にやってきた会計検査院の調査員三人、リーダーの松平は「OJO」という財団法人の調査で不信感を抱く、その後執拗にOJOの実態を調べるのだが、この組織には秘密があり…という話。私は関東者なので太閤秀吉に対する親しみはそれ程ないのだけれど、本作を大阪の人が見たら違った面白さがあるのかね。で、中盤辺りまではOJOの謎も絡めて面白そうな展開を見せていたのだけれど、後半はどっぷりと単純な父子の情愛モノになってしまって乗り切れなかったな…。しかもその後半が無駄に長いし。もうちょっと謎を戦国時代まで拡げて興味を持たせてくれれば良かったのに。そもそもプリンセストヨトミの存在自体がそれ程重要ではないというのはどーなのだろうね…。 ★★★★★☆☆☆☆☆
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豆富小僧/河原真明監督 | ||
| 妖怪一族と対峙する狸一族に封印されてしまった豆腐小僧、それから200年程過ぎた現代で漸く封印が解かれる、しかしそこは豆腐小僧が知っている世界とは様変わりし、妖怪一族の姿もなくなっていた…という話。あー、短いって正義だな…と、つい思ってしまった86分間。短時間だとどんな内容でも寛容に受け止められるわ。で、深田恭子が豆腐小僧を演じていたせいか、豆腐小僧の可愛さばかりが目立った話。結局、妖怪対狸なんてどーでもいいのだろう…と思ってしまいがち。また、気象をコントロールするなんて更にどーでもいい話なんだろうね。子供向け作品ということを考えればこれでまぁ良しなのかね。うん、いいのだろうな…。 ★★★★★☆☆☆☆☆
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ハゲタカ/大友啓史監督 | ||
| 大手自動車会社が中国政府の支援を受けるファンドから敵対的買収を仕掛けられる、それを阻止する為の依頼を受けた鷲津は日本へ戻ってくるのだが…という話。ドラマ版は未見、映画版が初めてのハゲタカ。で、映画版だから妙に物語全体が気負い過ぎ、でも、それほど密度の濃い話ではない…という摩訶不思議な印象。詰め込み過ぎってこと? 134分という時間も長いし。どうせなら、一番それらしく人物を描けていた劉(玉山)を中心に据えて番外編的な位置にした方が物語としてきちんと成立したのかも。映像やら雰囲気は良かったから、これはドラマ版を観なさいってことなのかな…。再放送でもしないかね。しないか。 ★★★★★☆☆☆☆☆
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おもちゃの国/ヨヘン・アレクサンダー・フライダンク監督 | ||
| 1940年代のドイツ、隣家のユダヤ人一家がいなくなると知った少年は彼らが何処へ行くのか母親に尋ねる、本当の事を言えない母親は彼らは"おもちゃの国"へ行くのだと言う、それを聞いた少年は自分も一緒に行くと言い張るのだが…という話。うへー、13分の作品なのに深い深い深い。いや、逆に短いからこそ、あの捻りが上手く作用したのだよね。事実から得ている絶望を逆手に取ったすごい脚本力と演出力。どんなに短い時間でも(たとえ13分でも)才能ある人に掛かれば、充分な時間になりえるのだな…という好例かね。 ★★★★★★★☆☆☆
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魔法少女まどか☆マギカ/新房昭之監督 | ||
| 大好きな家族や友人に囲まれて幸福な日々を送る中学生のまどか、しかしまどかが通う学校に転校生ほむらがやってきたことで少しずつ日常が変わっていき…という感じで始まる物語。放送当時から話題になっていて気になっていたので連続鑑賞してみた。絵柄が余り好きではないことを除けば、概ねとても面白い作品だと思う。絵柄の雰囲気からは想像できないほどシリアスな話で少し驚いてしまうね(→キュゥべえのぶち抜かれ画像を事前に見ていたので物語に対する不穏さは当初からあったのだけれど…)。前知識のない状態で観たらそれはそれで衝撃が強くなって、尚、楽しめたかも。ほむらの友情みたいな愛情みたいな強い感情も好ましく思えるし、そして、最終回辺りのまどかの行動には不覚にもカンドーしてしまったよ。映画化の話もあるようだし、そうなったら、また見てみようかね。 ★★★★★★★☆☆☆
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蜂蜜/セミフ・カプランオール監督 | ||
| トルコの山村、養蜂を営む父と過ごすことが大好きな少年ユスフ、しかし村に蜂がいなくなってしまったため蜂を求めて父は崖に向かったのだが仲々帰ってこない…という話。うーん、またしても静かな作品だった…。静か過ぎて眠くなってしまったではないか。ユスフ少年は可愛くはあるのだがそれだけでもね…。鑑賞後にこれは「ユスフ三部作」の最終作だと知って、あー、そういう流れの作品の一つなのか…と妙に納得。本作だけで作品は成立するとは思うけれど、これだけでファンが付くとも思えないし…。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
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リミッツ・オブ・コントロール/ジム・ジャームッシュ監督 | ||
| 殺し屋の男が標的の相手の曖昧な情報だけを持ってスペインを旅する、行く先々で仲間と思われる者達と出会い会話をするのだが…という話。うへー、全然分からない…。ロードムービー自体が苦手なのに、更に展開が読めずに分からない作品となるとお手上げですわ。まぁ、映像も登場人物達もスタイリッシュ(?)で格好良くはあったけれど…。あー、そう、エスプレッソは二杯頼んでいいんだねー。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
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大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇/本田隆一監督 | ||
| 新居に越してきたばかりの新婚の信義と咲、咲がデパートで知り合った占い師の導きで、地獄への旅行をすることになった二人だったが…という話。前半、地獄に辿り着くまでの退屈さに心が挫けそうになったのだけど、青オニ・ヨシコが登場した辺りから何となく観られるようになってきた。そして、ヨシコ達姉弟とナイトマーケットを楽しんでいる辺りからは、あれ、これって面白い作品なのかな!?と徐々に見方が変わってきた。そういう自分の変化が面白くて、つい評価を上げてしまいがちなのだけど、どうせなら冒頭から面白かったら良かったのにね。本作品はギャグ作品というよりは人情物語的な感じで捉えたら良いのかねー。 ★★★★★★☆☆☆☆
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鬼神伝/川崎博嗣監督 | ||
| 中学生の天童純は学校帰りに突然鬼に追い掛けられる、必死で逃げた先にあった寺から平安時代に飛ばされてしまった純は救世主として、鬼と貴族との間に…という話。うーん、この物語に全く引き込まれなかったのは、私が真剣に観ていなかったせいだけじゃないよね…。敵と味方の切り替えを主人公自身が見出す…という所まではまぁ良かったのだけれど、それ以降がとにかく退屈だったな…。結局、主人公は何か自分で為し得たのかしらね。変わる変わると言って、特に何もしていないように見えたのだけど…。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
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バビロンの陽光/モハメド・アルダラジー監督 | ||
| フセイン政権が崩壊したイラク、望まずに兵士となったイブラヒムを探しに、彼の母と息子が長い長い道のりを旅していく、しかしその旅は過酷で…という話。あー、あの何もない長い道をボロバスで移動する光景を見ているだけで、何とも絶望的な気持ちになってくる。そして祖母と孫の行く先が気になって、最後まで眼を離さずに観てしまう。祖母と孫という"弱者"のロードムービーとは卑怯なりね…。うーん、現実が辛すぎると(これはフィクションであるけれど)、どうにも言葉が出てこないものですね…('・ω・`) ★★★★★★☆☆☆☆
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のんちゃんのり弁/緒方明監督 | ||
| 働かない夫に愛想をつかした小巻は娘を連れて実家に帰る、しかし働き収入を得る手立てのない小巻は現実の厳しさに打ちのめされてしまうのだが…という話。全然面白くないだろうな…と思って見始めたら、最終的にはそれ程でもなくて良かったかも。…とはいえ、前半の小巻の甘っちょろさっ振りには、当たり前のように苛々させられましたが…(小西さんの芸風も相俟って可愛さ余って憎さ百倍的な…)。全体的に何か劇的な展開があるわけでもないのだけれど、平凡な一女性の決意を見るにはこういう設定の方が逆にいいのかも知れないね。志を立てられたのなら、あとは進むしかないのだから…。 ★★★★★☆☆☆☆☆
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セラフィーヌの庭/マルタン・プロヴォスト監督 | ||
| 20世紀初頭のフランス、貧しい家政婦として働くセラフィーヌが通う屋敷にドイツ人画商ウーデが越してくる、ある切っ掛けで、セラフィーヌが描く絵画を見たウーデはその素晴らしさに感動するのだが…という話。観ている間、なぜだか、いつセラフィーヌが死んでしまうのか…という事をずっと心配してた。だからあのラストシーンは良かったかも(彼女の苦境は措いておいて)。で、作品の中には貧しい家政婦が偏執的に描く絵画が素晴らしい…という事実があるのだけど、セラフィーヌ・ルイという人物の存在を知らなかった身としてはかなり興味深く最後まで観ることが出来た。芸術は環境で生まれるものではないのだね…と思わず感心してしまった(勿論それを救い上げる力が必要なのだけど)。 ★★★★★★☆☆☆☆
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イリュージョニスト/シルヴァン・ショメ監督 | ||
| 老いたタチシェフは客の心を掴んでいるとは言い難い冴えない手品興行を続けていた、しかし、スコットランドのある島に訪れた際に彼の手品は歓待を受ける、そこにいた少女アリスも彼の手品に心を惹かれ…という話。一つ一つの画がとても綺麗で、一コマ一コマが絵画にでも出来そうなぐらい。ディズニー作品とはまた違った意味で凝っている点が素晴らしいと思う。…思うのだけれど、実は物語が若干面白くない。殆ど無声映画といってもいい程に登場人物達は喋らないのだけれど、ずーーーーとその様子を眺めているだけというのは少々退屈に思えてしまうのは致し方ないかな…。上映時間は80分。短編とは言わないまでも60分程度だったら良かったのかも知れないね。 ★★★★★★☆☆☆☆
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冬の小鳥/ウニー・ルコント監督 | ||
| 大好きな父親に捨てられ孤児院に入った少女、捨てられたことすら信じられず反発を繰り返すのだが、徐々に自分の状況を把握していく、そこで出会った周囲の人々と…という話。あぁ、どうにも心が痛い話だな…。少女の悲しみや絶望、そして、それを踏み除けるしかない状況なんかが淡々と描かれている。特に厳しい表現があるわけでもないのだけれど、何となく引きずられて暗い気持ちになってしまう。主演のキム・セロンがまた、意志の強そうなでも幼い、という主人公らしい振る舞いをきちんとするのだよね…。凄いね。もう一度観たいかと訊かれたら首を横に振るのだけれど、まぁ、良い作品だったと思うよ。 ★★★★★★☆☆☆☆
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