力道山/ソン・ヘソン監督 | ||||
な、長いよ…。この内容で観客を二時間半も拘束するなんて、厳しい。ソル・ギョングが払ったであろう言葉や肉体への努力は素直に感心する。凄い。だけどこの映画の力道山は余り魅力的じゃない。彼が苦悩したコトは分かるけど、気持ちとして昭和の復興期を支えたヒーロー像を楽しみたいのにね。一方、その妻・綾を演じた中谷美紀は感情を抑えた健気な雰囲気が存分に出ていて好印象。だからこそ、その妻を蔑ろにしている(ように見える)力道山に好感を持てなかったのかも知れない。
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隠された記憶/ミヒャエル・ハネケ監督 | ||
鑑賞中、退屈で退屈で仕方なかった。会話のないロングショット多発で画面に変化が乏しいからね。犯人当てが主題でもないんだろうし、もう少し深層的なモノがテーマだとは思うけど…、でもダメだ。ラストシーンの犯人に関するポイントも言われなきゃ絶対分からない。それに犯人が分かった所でどうなんだ、って話だもんね…。
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グレート・ビギン/マリー・プレンヌー監督 | ||
地球上にいる生物の多様さに驚く。元々は宇宙の塵から始まっているのに、よくここまで枝葉に分かれたよね。全体的に退屈感はあるけれど、部分的には興味深い映像もあった…かな(→生物の胎児、海月や茸が朽ちる映像…等)。
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メノット/及川中監督 | ||
意欲は分からないでもないけど、それが結果に繋がっていない映画というのか。途中挿入される海の風景は綺麗。それから役者も美形揃い。でも名家の令嬢だとかそんな諸々の設定が全然活きてないし、逆に嘘臭い。脚本がもう少しシンプルであれば、また違った印象だったかも知れない。
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ホワイト・プリンセス/フォレスト・ウィッテカー監督 | ||
うーん…、大統領の娘ってだけで何故そこまで注目されるのだろう…ってな疑問から入ってしまった時点でダメなのかも。更に身分の違いまで発生してしまうのは何故だ? アメリカの習慣はよく分からんです(→あれは誇張なの?)。全編通して、ケイティ・ホームズは可愛い。でも一番印象に残ったのはルームメイトに成り損ねたトロンボーン少女のLINDAを演じたANDREA AVERYなんだけどね。あのキャラは面白い。
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ザスーラ/ジョン・ファヴロー監督 | ||
あー、面白かったよ、この映画。ゲームの駒を進める度に、家はブッ壊れていくし、怪物は出てくるし、兄弟喧嘩継続中だし、何も知らない姉もいるし…ってな感じで問題山積。これからどうなるの?と素直に引き込まれた。そして笑った。ゲームで宇宙に行っちゃう位だから、細かい突っ込み所は気にせず観ればいいんだと思う。とにかくジョシュ・ハッチャーソン&ジョナ・ボボの兄弟は可愛いし、ダックス・シェパードは格好良いし、クリステン・スチュワートはキュートだし…で、出演者の魅力も充分出ていた映画。
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銀色の髪のアギト/杉山慶一監督 | ||
世界観や技術力のクオリティの高さ等、それなりに良い所があるだけに、全体的な仕上がりの中途半端さが残念。1時間半程度しか時間の取れない映画という媒体ではなく、連続アニメ等で話を掘り下げて物語を展開できれば、面白さが倍増したかも知れない。また濱口優は完全にミスキャスト。他にも声が映像を邪魔している人が何人かいて、その点は根本的な失敗ではないかと思う。本当に勿体ないなぁ…。
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笑の大学/星護監督 | ||
妙な期待があったせいかやや肩透かし。基本的に二人芝居なので役者の力量が問われる。稲垣吾郎は生真面目さは出てるが、明らかに滑舌が悪く喜劇作家という役柄を含めて脚本に追い付けていない感がある。役所広司は悪くはないけど、あの役に合っているか?というと微妙な所。そんな事を考えてしまうと、オリジナルの西村雅彦&近藤芳正の舞台版を観たくなってしまう(←想像するだけで面白そうだからなぁ…)。また脚本は三谷幸喜らしさが詰まった喜劇で流石だと思う。
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CUBE ZERO/アーニー・バーバラッシュ監督 | ||
ZEROと言いながらも最終作。物語的には一番初めらしいけど、前二作観てないとよく分からない所がある。CUBEシリーズの謎が幾つか解けているようなんだけど、この作品を観て新たに生まれる謎もある。なので少し消化不良。ただCUBEに閉じ込められたら、そりゃ怖いよね…ってな恐怖感は当然味わえた。
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スキージャンプ・ペア 〜Road to TORINO 2006〜/小林正樹監督 | ||
スキージャンプペアは発想自体が面白いし、予備知識なく観ると本当に楽しい。最初に観た時の衝撃は相当なもの。そのスキージャンプペアのバックグラウンドを紹介しつつ、トリノオリンピックの様子も観られる本作品。とにかく深いことを考えずに、アホさ加減を楽しめばいいのではないかと思う。
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プリンス パープル・レイン/アルバート・マグノーリ監督 | ||
プリンスの自伝的映画らしい。何にせよ、ライブシーンが半分を占めている映画だけに、それをどれだけ楽しめるかに尽きるかも。プリンスファンだったら楽しかったろうな。
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県庁の星/西谷弘監督 | ||
県庁からスーパーへ派遣された官僚的思考の男性とその周囲の心の変化を描いた物語。…と書くとよくある内容だけど、組織の中にいる人間のダメさ加減(←県庁、スーパー共に)を予想以上に現実的に描いている点が珍しい。逆にリアル過ぎて前半は苛々してしまうし、後半のカタルシスの弱さも現実的でエンタメ部分をやや放棄した映画かも。それは確実に一長一短。織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介を始めとして山口紗弥加、大高洋夫等と出演者陣の演技は申し分ないだけに、現実的=地味な印象も拭えなく、少し勿体無い気もする。
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アメリカ、家族のいる風景/ヴィム・ヴェンダース監督 | ||
前半、地味な映画だなぁ…とずっと思ってた。ロードムービーと言えばそうなのかな。若い頃から放蕩三昧だった中年俳優が自分の見知らぬ家族を訪ねる話。ガブリエル・マンとサラ・ポーリー演じる兄妹がいい味を出している。それと最後の10分に関していえばとてもいい映画だと思う。…にしても、やっぱりこの邦題はないと思うよ。
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フライトプラン/ロベルト・シュヴェンケ監督 | ||
一緒に搭乗したはずの娘が飛行機の中で行方不明。誰も娘を見た者もおらず、終いには娘は死んでいる…と告げられる。…という導入部はウィリアム・アイリッシュでもありそうな筋書きで大変魅力的。だけどその後がね、何という呆気なさ。ジョディ・フォスター演じる母親、気持ちは分かるが好き放題やり過ぎ。もう少し詰めて脚本を作り上げれば魅力的な素材だろうに…と思うと勿体無い。
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スタンドアップ/ニキ・カーロ監督 | ||
セクハラ訴訟を軸に、人々の心が当たり前のコトを当たり前に受け取れるようになるまでを描く映画。そんな単純な事が歯車が狂うと難しくなってしまうのだよね…と改めて考えさせる。また父と娘、母と息子…という二つの親子関係も注目所。…にしても、シャーリーズ・セロンは美しいね。
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フライ,ダディ,フライ/成島出監督 | ||
中年男性と高校生の友情物語…と書くとおかしいのだけれど、この映画は素直にそれを描き出している。素材的にはよくある成長物語ではあるけれど、淡々とした中にも爽やかな風が吹いているかのよう。堤真一はヘタレ中年を演じたら敵無し。岡田准一は孤独と強さを併せ持つ青年を好演。それから主人公の妻役に愛華みれが出ていて少し吃驚。
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羊たちの沈黙/ジョナサン・デミ監督 | ||
レクター博士は犯罪者であるはずなのに、確かに魅力に富んだ人物に思える。色々と伏線的なキーワードがあって、それが何に結びついているのか…というのを見つけていくのも面白い。前後の作品を観てみたくなった。
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風のファイター/ヤン・ユノ監督 | ||
一見ダメ映画っぽいし、B級映画以外の何物でもないんだけど、極真空手創始者・大山倍達の半生を描いた映画だと思うとこれはこれで楽しめる。ヤン・ドングン、加藤雅也は素直に格好良いと思う。平山あやは好演しているのだけれど、化粧が濃いのが玉に瑕(それはメイク係の問題か)。
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大停電の夜に/源孝志監督 | ||
東京が大停電になったらパニック映画になるだろう…という諸々の突っ込みはさて置き、普段と違うシチュエーションだからこそ起こる人々の心の動きをうまく組み合わせている(←ご都合主義とも言うけどフィクションでは言わない)。キャンドル屋の店員を演じた田端智子が好印象。そして停電の闇夜を照らす、キャンドル屋の仄かな灯りも美しい。
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コレクター/ウィリアム・ワイラー監督 | ||
蝶の収集が趣味の青年が、次は女性を標的にする。1965年の作品だけれど現在にも通じるモノがある。この「スグ隣で起こり得る」という感じが更に恐怖感を生む。ラストシーン、ヤツの懲りてなさ加減が更に怖い。
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何がジェーンに起ったか?/ロバート・アルドリッチ監督 | ||
「何がジェーンに起ったか?」なんて問われたって知るわけがない。でも何か起こったらしい…とドキドキしながら映画を見進めていく。妹役のベティ・デイビスの狂気が溢れ出そうな雰囲気と、姉役のジョーン・クロフォードの感情を抑えた雰囲気が対称的。うわぁ…、怖いよ、この映画。
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Mr.&Mrs. スミス/ダグ・リーマン監督 | ||
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが同じ画面にいるってだけで豪華な気分になれる。話題先行しがちだけど、ただのラブコメではなく程好くアクションも加味されているので爽快で愉快。軽い気持ちで観たい映画。
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コーラス/クリストフ・バラティエ監督 | ||
とりあえずジャン・バティスト・モニエの繊細な歌声に耳を傾けているだけでも満足できる映画かも。少年合唱というのは実はサブ的な要素で、歌を通して粗暴な少年達や利己的な大人達が徐々に変化する物語。ラスト、バス停のシーンが綺麗。
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スウェー★ニョ 僕と歌って/レニー・チャバリア監督 | ||
| 単純なサクセスストーリではあるけれど、主人公・アントニオに邪な気持ちが見えないのがいいのかも。二人の対照的な女性の存在も効果的。それから主役達のバンドの演奏が思いの外素晴らしく、彼らの歌を聴いてるだけでも心地好い。兎にも角にも、この映画は邦題で損してるんじゃないか。折角の佳作なのだから、もっとマシなタイトル付けてあげて欲しい。 ★★★★★★☆☆☆☆
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