涙そうそう/土井裕泰監督 | ||
| あぁ、ダメだ…。こんな脚本は大嫌いだ。簡単に言うと腹違いの兄妹が織り成す愛情溢れる物語…なんだろうね。にしても、あのラスト30分の展開は全く必然性も必要性もなくて吃驚です。つい、アホか…と呟いてしまったよ。映像も音楽も妻夫木聡も全く悪くないんだけどね。それと「火垂るの墓」でも思ったけど、私は佐々木麻緒(ちびカオル)の泣き声が大変苦手です。あれは騒音に近いと思うだが、なぜ演出家は許してしまうのか…(←演技自体は上手いと思うけどね)。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
| ||
マイアミ・バイス/マイケル・マン監督 | ||
| これってハードボイルドなんだ…。いや、かなり恋愛話が主流を占めているような気がするが。麻薬取引に絡んで潜入捜査をするマイアミ警察特捜課・ソニー&リカルドの活躍の話。内容は単純なはずなのに、どうにも物語の進展がスムーズではなくて、途中でダレてしまう。中途半端なラブシーンをあんなに入れる必要ないと思うんだけど。あと終盤の突入シーンで一切BGMがなくなる緊迫感は結構好きな演出です。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
| ||
家の鍵/ジャンニ・アメリオ監督 | ||
| 15年振りに再会した障害を持つ息子と父親の話。静かで淡々としている割にどうしてか引き付けられるのは主演二人の力かな。父親・ジャンニ(キム・ロッシ・スチュアート)は息子を前にした時の戸惑いと愛情。息子・パオロ(アンドレア・ロッシ)は無邪気ではあるけれど父親から受ける愛情に戸惑いも感じている。この関係性に絆のようなモノがゆっくりと生まれていく過程が丁寧に描かれている所が良い。また、彼らに助言をするニコール役のシャーロット・ランプリングの存在も素晴らしいと思う。 ★★★★★★☆☆☆☆
| ||
木更津キャッツアイ ワールドシリーズ/金子文紀監督 | ||
| 相変わらず緩い空気が流れる物語だね。物語は三年前に死んだはずのぶっさんの声を頼りに球場を作ろうとする残された面々…(以下略)。ドラマから続けて観ている人にとっては終章的な意味合いで思い入れの深い作品になるのかな。一作目の日本シリーズよりは断然楽しめたと思う。個性的な出演者を見ているだけでも楽しめるちゃ楽しめる作品だよね…。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT/ジャスティン・リン監督 | ||
| へぇ…、ドリフト走行って日本が発祥地なんだね。アメリカの高校生が日本へ来て色々イザコザあって自動車レースをする…という話。話としては面白くも何ともないけど、まぁレース物だしいいのかな…。片言の日本語しか話せない日本人の事は置いておくとして、ハン役のサン・カンは良かったと思う。格好良い。後は渋谷等の街頭を激走するシーンはどうやって撮ったのかとやや不思議。合成じゃないの? ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
ザ・ウォッチャー/ジョー・チャーバニック監督 | ||
| FBI捜査官と彼に固執する連続殺人犯の話。あれ…、で、結局、なんでデイビッド(キアヌ・リーヴス)はジョエル(ジェームズ・スペイダー)にご執心だったのでしょう? よく分からない。一部では配役ミスじゃ…という意見もあるけど、ダメなのは登場人物を描ききれていない脚本だと思う。一味足りないサスペンスはやはり全体がぼやけてしまうね。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
マッチポイント/ウディ・アレン監督 | ||
| へぇ…と最後まで観てやや呆然気味ですが、ボールゲームでネット上に止まった球がどちらに落ちるか…という話。別の言い方すると不倫男の話。途中まではノラ(スカーレット・ヨハンソン)の色香だけの映画かと思ったけど、終盤一捻りあって仲々面白かった。ま、こういう人もいるだろうね。それと主役のクリスを演じたジョナサン・リス=マイヤーズは実は相当格好良い上に、演技も上手いんじゃないかと思った。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
殺人なんて些細なこと/リチャード・ベンジャミン監督 |
| あぁ…、とんでもない母子だ。詐欺から殺人まで幅広い犯罪で告発された母親と息子の話。しかも実話が元だそうで、サンテ・カイムズは現在も終身刑で刑務所に収監中。あんだけ滅茶苦茶やってりゃ当たり前か。映画としては軽いタッチで描いているので悲惨さは少ないし、サンテを演じたジュディ・デーヴィスは上手いなぁ…と素直に思えるね。あとヤング・ケニーを演じたJake D. Smithがこれでもかって位に可愛い。 ★★★★★☆☆☆☆☆ WOWOWサイト http://www.wowow.co.jp/schedule/ghtml/019543001V1.html ![]() |
太陽/アレクサンドル・ソクーロフ監督 | ||
| 第二次大戦終結前後の昭和天皇を描いた作品。舞台が日本で主要出演者も日本人なのに、日本制作の映画ではないというのが不思議。まぁ日本でこんな作品作れないんだろうけど。戦前、天皇陛下は神だったんだよね…。…と過去形で語るのさえ不思議な気がするけれど、その神である天皇を極めて人間らしく描いている。ある程度フィクションと認識する必要はあれど、イッセー尾形の演技を含めて見るべき所はある映画だと思う。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
バルトの楽園/出目昌伸監督 | ||
| 多少の粗はあれど、全体的に良い映画だったと思う。第一次大戦後、捕虜のドイツ兵を収容した徳島県鳴門市の板東俘虜収容所の話。捕虜に対して常に寛容さと敬意を持って接する松江豊寿(松平健)の態度が素晴らしい。当時の感覚では仲々難しい事だろうし、また会津藩の話の絡め方も良いと思う(実話も込みなんだろうけど)。まぁそれより何より感心したのは第九の昇華力ですが。終盤の第九演奏は色んな意味で効果的だよね。あれだけで満足したような気になってしまうよ。 ★★★★★★☆☆☆☆
| ||
劇場版AIR/出崎統監督 | ||
| キャラ萌えできれば面白いのかな…。病気がちの少女と旅をする青年との短い恋物語。良く言えば時間を贅沢に使っていて、悪く言えば展開が緩くて長い。翼人伝説なんかが絡んで情報量が多いはずなのに、結局、それらが発展していない気がして消化不良気味…。切ないっちゃ切ないんだけどね。元がゲームらしいので、ゲームをしていたらまた違った感想が出たかも知れない(でもゲームファンには不評らしいが)。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
| ||
真夜中のマーチ/下山天監督 | ||
| 闇で動く10億円を巡る騒動…の話。原作を読んだ直後に観たせいか、配役のイメージがぴったりとハマっていてそこは良かった。特にヨコケン(玉山鉄二)とミタゾウ(窪塚俊介)。但し、やはり時間的な制約か脚本的な問題か…で、ストーリーが少し飛んでいるのが残念。ちょっと物足りない。またラストの父娘の関係は色んな意味で良心的な気がするね。あそこまで親切に描く必要はないような気もするんだけど…(それは好みの問題か?)。 ★★★★★☆☆☆☆☆ WOWOW公式サイト http://www.wowow.co.jp/dramaw/mayonaka/
| ||
LOFT ロフト/黒沢清監督 | ||
| 異様に台詞が少ないのは黒沢清作品の特徴なのかな。スランプ気味の小説家が人里離れた家に籠るがその隣家でミイラを見つけて…とかいう話。でも最後まで観ても物語の意味はほぼ分かんないけどね。中谷美紀、豊川悦司の二枚看板を揃えてはいるけれど、やはりあの内容だとかなり厳しい。私は黒沢清作品とは相性が悪いのかも知れない。 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
| ||
四月の雪 ディレクターズ・カット完全版/ホ・ジノ監督 | ||
| うむ…、やっぱり面白くない…。140分という長さが暴力的な気さえする。これでディレクターズ・カット完全版か…。この程度の追加なら無駄に通常版など作らずに、初めからこっちを上映すればいいのに。確かに削られたシーンが入る事で多少分かり易く(理解し易く)なってはいるけれど、それ故にただでさえ長い話が耐え難いほど冗長になってしまうダメダメさ加減。 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
| ||
フェリシアの旅/アトム・エゴヤン監督 | ||
| 多少進行が遅いと感じる部分もあるけれど、思いの外面白かった。アイルランドから恋人を探しに来た少女が中年男性に助けられ…という話。とにかく終始ヒルディッチ(ボブ・ホスキンス)が怪しいのか善良なのか分からなくて、お前は一体何なんだ!?と思わずにはいられない。またフェリシア(エレイン・キャシディ)は本当にハマリ役。純粋で素朴で一途で…確かに最後の天使に思える。そしてこの映画で“Irish eyes”の意味がやっと分かった気がする。エレインのあの瞳! 吸い込まれそうだ。 ★★★★★★☆☆☆☆
| ||
2番目のキス/ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー監督 | ||
| 熱狂的なレッドソックスファンとキャリアウーマンが恋に落ちたら…という話。特筆したいコトもないけれど特別悪い所もない映画。まぁ肩肘張らずに見られるのがラブコメの良い所だからこんな感じでいいのかな。あ、ラスト、ドリュー・バリモアの激走はちょっと楽しかったです。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
ショコラ/ラッセ・ハルストレム監督 | ||
| あー、やはり良く出来たお話だった(二度目の鑑賞なので)。閉鎖的な町に母娘が越してきて、チョコレート屋を開いて徐々に町の人たちの窮屈な心を溶かしていく…という話。どうしてか寓話的であり現代的であり…と不思議な雰囲気を持つ映画。ジョニー・デップの男前っぷりは言わずもがなとして、私は大家と娘と孫…のエピソードが好きだー!と声を大にして言っておこうっと。あ、それと音楽も素晴らしいよね。サントラが欲しくなりました。 ★★★★★★★☆☆☆
| ||
母たちの村/ウスマン・センベーヌ監督 | ||
| うわぁ…、話には聞いていたけれどやっぱり酷い。痛いどころの話じゃなく命が掛かってるじゃないか…。西アフリカのある村で少女達に対する割礼を阻止しようとする女性の話。儀式や因習の是非というは常に考えるべきことだと思うけど、それを仲々断ち切れないのが仕来りたる所以。非難や暴力に折れず、悪辣な因習に果敢に立ち向かうコレ(ファトゥマタ・クリバリ)の姿にはやはり何かしら感じるモノがあるよ。世界中の人がこの映画を観ればいいと思うよ。そして悪質極まりない女子割礼(FGM)がとっとと無くなればいいと思う。 ★★★★★★☆☆☆☆
| ||
レイヤー・ケーキ/マシュー・ヴォーン監督 | ||
| 裏社会から抜けようとした麻薬ディーラーが最後の仕事で悪戦苦闘する話…だそうなんだけど、ダメだ…、初っ端から全く物語についていけなかった…。というか本筋が全然見えなかった。時折、映像と音楽の組み合わせがとても格好良くて、良いかも…とは思うんだけど、やっぱり話が分からない映画を褒めようがないな…。もし再度観る機会があるなら、もうちょっと違った評価をするかも知れないけれど。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
| ||
ユナイテッド93/ポール・グリーングラス監督 | ||
| 2001年米国同時多発テロを、ハイジャックされたユナイテッド航空93便を中心にして描いた話。映画としては面白くも何ともないけど、再現VTRとしてなら良く出来ていると思う。…と言っても再現した機内の様子はやはりフィクションになってしまうんだろうけど(←そしてドコまで製作者の意図が反映されているのかすら分からないけど)。あ、でももしかしたらこれは映画としてどーとかこーとかではなく、亡くなってしまった方々に対する追悼VTRなのかも知れない…。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
インサイド・マン/スパイク・リー監督 | ||
| ほほぅ…、分かったような分かってないような痛快なのか曖昧なのか、そんな中途半端な気持ちになる映画。とある銀行に強盗が押し入るが一筋縄ではいかない犯人との攻防劇とその裏にある何かが…(以下略)。全体的に詰まらなくはない。ラストで、へぇそうなのか…と感じる何かがあるからね。でも2時間超える長さに対して少し厳しいと感じなくもない。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
ココシリ/ルー・チューアン監督 | ||
| チベットカモシカの密猟者達を追う自警パトロール団の物語。極限状態に陥っても執拗に追跡を続ける意志の強さがスゴイ。そしてあのラストだからなぁ…。うーん…、こりゃ何とも言葉がないですよ。そして実話が基になっている…という所で更に重みが付加される。因みにフフシリ(ココシル)はモンゴル語で「蒼き玻璃」という意で、現在は自然保護区に指定されているらしい。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||
四月の雪/ホ・ジノ監督 | ||
| おぉ…、これは物凄く詰まらないぞ。いやいや、よくぞココまでのダメ脚本を映画化したね。吃驚。不倫していた妻と夫の相手と恋に落ちる二人の男女の話。要はダブル不倫だね。しかも物語の展開の緩さが更に取っ付きにくくしてる。製作者達は何がしたかったんだろう。四月に雪が降ったから何だって言うのかな? うーん、ディレクターズカット版も似たような感じなのかなぁ…。 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
| ||
森のリトル・ギャング/ティム・ジョンソ監督 | ||
| 小動物達が冬眠から目覚めたら森が削減され人間達の住居になっていた…食料はどうすれば…という所から始まる話。最後は家族の絆で収めているけど、あれって結局は何も解決していないような…。小動物達が敵と見なしていた熊、退治業者、主婦が消えればいいってもんでもないと思うけど。 ★★★★☆☆☆☆☆☆
| ||
ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男/スティーヴン・ウーリー監督 | ||
| センスのない邦題とはこの作品の事を言うのだろうか。ま、分かり易い題ではあるけれど。タイトル通りローリング・ストーンズの創設者であるブライアン・ジョーンズが死ぬまでの物語。私のようにストーンズのバックグランドを全然知らない人間にとってはやや不親切な作り。ブライアンの天才さ加減がよく分からない。でも演じたレオ・グレゴリーの力なのか、ブライアンの破天荒さとカリスマ的な魅力は何となく分かったような気がするよ。 ★★★★★☆☆☆☆☆
| ||